昔から吉田カバンが大好きである。一時期は財布もバッグもキーケースもPORTER（吉田カバンのブランド名かな）で揃えてたくらいに。未だに20年位使っている黒いショルダーバッグは現役です。（修理を1回しているくらいに）
先月半ばに、飲んで帰って来た時（多分、昼呑みBBQ)に携帯のニュース（恐らくSNSからリンクだと思う。FBかインスタ）で
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で、23800円が8980円になってた。すごく驚いて（吉田カバンのサイトかもろくに眠くてベッドの中だし確認しなかったのです…）ポチっとしたらしい。サイトURLは危ないので貼りません。ていうか、未だにこのサイト確認できる。詐欺サイトなのに。
TOKYO ONLINEMALLというサイト。そして、忘れてたのですが、先週、着払いで届いて、嫌な予感がしたのですが、払った後に… ああ、やはり偽物だ。
一見して、吉田カバンを知っている人なら解かるのです。そうでなくてもチャチな作りなのでわかるかな… 偽物過ぎる。なんだよ、PORTERのロゴがFASHIONになってる…
送り主の電話番号に掛けてみる。出ない。まあそうだよね。よく見ると、送り状は大阪の西成からの発送。ああ、もうわかり過ぎる。そして中国人の字。これまた解る。日本人が書く漢字ではない。略字漢字。なるほど。こりゃ無理かもな。
消費者センターに報告をし、とりあえず電話番号を検索してみる。ヒット。今の時期に皆、電話かけてて、コメントに詐欺商法とある。ただ、何十回か、かけるとかかるとの事。という訳で、時間だけはあるので、かけまくってやった。リダイヤルを自動にして。
2時間くらいそのままにしてた。（ちなみにコール音から1分で切られる）
「はい」
唐突に女性の声がした。
「もしもし、吉田カバンの偽物が家に届いたのですが」
と直球で言い終わるか終わらないかの時に
「返金でそか？」
と、たどたどしい声で聞かれた。
「はい？」どう聞いても中国人が話す日本語。
「返金でそか？」
「はい、返金してほしいです。中国の方かな？日本語話せますか？名前を聞いてもいいかな？」
「そうです。名前は○○です。（中国人によくある）日本語は少し」
「はい、ではどうやって返金してくれます？」無駄な事は話さない方が良い。
「現金書留で送ります。商品のナンバー（送り状の事だな）を教えてクサイ」
「分かりました。現金書留はいつ送りますか？そしてこの偽物はどうしますか？」
「明日送ります。そのカバンはオキャサマが捨ててクサイ」
「分かりました。ただ、偽物が届いた証拠なので、コレはお金が着くまで保管します。そして、お姉さんは声からすると10代かな？コレはあまり良くない仕事だよ。辞めた方が良いよ。」
と話して、なぜか返金出来るようになった。まあきっと、10人のうち1人騙せれば元が取れるのだろう。ていうか、お姉さんが凄く不安そうに話すので途中から可哀そうに思えた。でも、詐欺はダメ絶対。
そんな訳で、まあ、届かないだろうなと思ったら、先ほど現金書留が着いた。…なんだろう、お金返すんだ… なんでだろう… 返さなくても多分、こちらからは追跡不可能なんだが。電話から2日で届いた。
そして、なぜか今、昔やった「某オンラインゲーム」で中国人がRMTに勤しんでいた時の事を、いつも僕に格安で（これはリアルマネーの事ではない。一応断っておくがゲーム内の事）素材を売ってくれた名も無き中国人を思い出した。何て言うか、よくわからないシンクロニシティーな感じだった。あいつら、素だと良い奴が多いんだけどなあ。でもやってる事はダメなんだよなあ…と。デジャブ。
