曇りのち晴れ。
今日も午前中早くから、アパートに僕だけ取り残された。
正直な所言うと、静かで落ち着くわ。
さて、日常的に何も起こらない可能性の方が多い中、日記を書くにも一苦労です。
そんな中、中継ぎ策としてよくあるのが過去の出来事、すなわち「すべらない話」ですね。
いくつかありますが、mixiをやってた頃に書いた様な気もします。
そんな中で、僕が初めての狂気的な笑いに襲われた話。
いわゆる「笑ってはいけない」シリーズかな。
あれは小学校5年生の頃。
確か2月末か3月だと思う。
卒業式の練習というのがあって、(まだあるのかなあ?今はぶっつけ本番?)
なんだか分らないテンションで1時間位通して、卒業式と同じように式辞進行するんですよね。
何回かやるんですよ。結構な日数使って。多分、先生方も本番で父兄にマズい所とか見られたくないでしょうからね。
1回通してやるだけで、すごく長い時間を立ったり座ったりしないといけないのですよね。僕は5年3組だったと思います。
3クラスあって最後のクラスで、背の順で並んでました。僕は背が低い方だったので最初の方でしたが、僕の前に1人だけ小さい男の子がいました。名前を忘れてしまいましたが、A君としましょう。学年で一番小さい子ながらもひたむきで何事にも一生懸命な子でした。
予行演習は在校生入場から始まります。
3年生から入場して、5年生で終わる。(低学年は不参加でしたね。まあ無理もない。)
僕の5年3組は最初に入場するクラスなので、先頭はA君から、席に着くとA君が最後尾になるような席順になってました。確か体育館一番奥側のの一番端の方の席でした。
トイレの前でしたので、少しホッとした記憶があります。
その日で何回目かの練習中。
入場が終わって、「在校生全員着席!」の合図で全員が一斉に席に座ります。
マスゲームみたいに全体が同じ動作を行う美みたいなものが求められる時です。
先生方もここは真剣に見ています。遅れている子はいないのか?ふざけて立ったままの子はいないのか?(まあ、当時は先生が鬼の様に怖かったのでおふざけ行為は皆無でしたがね。)
その緊張した瞬間にソレは起こったんです。
合図で着席した時に「ザッ」という音以外に「どんっ」という鈍い音が僕の横からしました。ただ、先生が怖いので、容易に脇見をしたりは出来ません。
椅子に座ってから体感で20秒くらい経ったでしょうか。
「うーー、うーー。」
という呻きにも似た声が後方より聞こえてきました。
恐る恐る後ろを振り返ると、A君が後ろのトイレの床(ドアが開いている)に転がってました。
そう。椅子が一つ足りなかったというか、ズレていたみたいで、A君は在校生着席の合図で後ろに椅子があると信じて、ガッツリ座った訳です。そこには空気しかなかった訳ですが。
しかも悪い事に、勢いよく座ったもんですから、後ろのトイレの床まで(2mないくらい)転がってった訳です。
それを一瞬で理解してしまった僕は焦りました。
でもA君は無事なようで、すぐにこちらにフラフラしながらですが戻って来ました。
朝一番のトイレ掃除のせいで服はびちゃびちゃになってましたが(泣)
問題はここからです。
A君が無事だと分かった僕ですが、あまり脇見をしていても怒られます。
僕の肝はそんなに大きくないのです。
A君はこちらに戻って来て気が付きました。
「あれ?あれ?」
そうです、彼の席はないのです。
「あー、あれ?んーー?あれれ?」
やめてくれA君、正直、君がトイレの床でもがいてた時でさえ吹き出しそうになったのに、僕の横でありもしない席を探すのはやめてくれ。
でもA君は学年でもトップクラスで背の小さい子です。
そんな彼のアクロバティックな動きにも先生たちは気づきません。
むしろ、こういう時に気付けよ!どうでも良い時に怒る先生達にそう思いました。
そして、A君の「不思議な踊り」はしばらく続き、僕のHPもMPも全て吸い取られてしまった訳です。と言いますか、笑いを我慢しすぎて汗だくだったと記憶してます。
結局、A君は逆サイドに走って行き(その前にトイレの中を探しに行った時は
「なぜだ!」と声を出して笑いそうになりましたが。)無事に椅子を見つけたようですが、帰ってはきませんでした。そして本当に本番に起こらなくて良かったなと思ったものです。
これが小学校の頃のすべらない話。
今でも思い出すと思わず笑ってしまったり、ニヤケてしまう。
次回の話は思い出したら、また書かせて頂きます。
ネタ切れ万歳。